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政治ネタ

永田町劇場

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★永田町劇場


  最初に国会の話です。23日の月曜日に行われた震災復興に関する集中審議は、まさに、開いた口が塞がらないという表現以外に思いつかないような、“どうしようもない国会”になりました。 

 震災被害者の切実な苦境・現状が連日報道される中、菅総理と自民党の谷垣総裁の直接討論ということで、具体的な対策について議論されるのだろうと考えておりました。ところが、蓋を空けてみると、時間のほとんどは、「福島原発への注水を停めるという指示を官邸がしたか、どうか」という言い争いで浪費されてしまいました。まさに、水掛け論。原発の放水に絡めたアレンジだったらジョークが効いていますが、さすがに、この段階でやるべき議論ではありませんでした。

 たしかに、政府の対応に対する評価や批評は有ってしかるべきです。しかし、それは、現在進行中の震災に関して、復旧・復興を遂げた後に、歴史の評価として行えばよいことです。未だに多くの方が避難所生活を強いられていて、福島原発の解決の目処も立っていない状況でやるべきことではありません。

 国民から乖離した永田町は、その色合いを、ますます強くしております。フランスで開催されるサミットに出発する前の管首相のインタビューでは、無理に作った、明るい笑顔が気持ち悪かった・・・。もはや、浮き草のようになっているのではないでしょうか。これが日本でなく、リビアやシリアだったら暴動になっているような状況です。


 次に、年金の問題。報道によると、民主党は、政策の柱として掲げていた「年金の全件突合による問題解決」という看板を、下ろすかもしれないとのことです。政権交代を果たした先の衆議院選挙の時から、「紙台帳との突合せを行えば、年金問題は、大きく進展する」というのが、民主党のセールストークでした。

たしかに、膨大な作業を必要とすることですから、それが成功するかどうかは不明でしたが、それでも、国民の生活に密接に関係する話題でしたから、多くの国民は期待していました。しかし、どうやら、そのプロジェクトは頓挫しそうなのです。

 次々に下ろされていく政権公約ですが、これもまた、消えて行きそうな雲行きです。

 そう言えば、民主党の支持率が上がらない中で、こちらも浮揚できない自民党が、若手を中心として改革案を提出したとか。さらには、それに対して重鎮、ベテラン議員が反対しているとか。

 いったい、この国の政治は、何をやっているのでしょうか。少なくとも、政党助成金を廃止してくれれば、「勝手にやってろ」と冷めた目で見ることができるのですが、助成金分を震災被害地に回したら、多少は現実的なメリットがあるのではないかと考え始めると、イライラしてしまいます。

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