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徒然/モバイル

必要なモノ、有る方が良いモノ、無くても良いモノ

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 最近の日本社会、慣れっこになってしまっている層もあるかもしれませんが、不思議な状態に陥っていると思いませんか? 日本人って、こんなに、「くれ!くれ!、何とかしてくれ!」という人たちでしたっけ?

 もともと、昨年4月の緊急事態宣言から始まった 『営業自粛と補償』の問題。 仕事ができなくなったから収入を補償しろという流れは、ある理由によって飲食業と宿泊・観光業に厚くなっておりますが、それでも、補償を受ける側からは、「これでは、金額的に足りない」という声が続出。 改めて説明する必要もないが、 仕事が減り、収入が減って生活が厳しくなっているのは、そのような一部の業種だけではありません。

 欧州のように消費税を30%近く負担している国なら、あれもしてくれ、これもしてくれと言う気持ちも分からないでもありませんが、欧州と比較すれば、日本は、自助の度合いが高いのですから。

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 また、医療の逼迫にしても、(日本の医療体制の特徴によるという医師会の説明は、ま、聞き置くとしても)、実際に新型コロナ対応に関わっている医療資源は国内全体から見れば、10%未満だという現実もあります。 実際、知人の知人にあたる某医療関係者は毎週、それなりの人数で集まってワイン会を楽しんでおります。 もちろん、彼らが経営している医療機関は、収益を上げているし、ボーナスも支給されております。一部、マスコミで伝えられる新型コロナ関連の医療機関の状況とは別世界のような状態にあります。

 結局、観光用のフォトフレームみたいに、TVや新聞などのマスメディアが切り取った クリエイティブ(?)な映像だけが、あたかも、世論を映し出しているかのように報道されている点に大きな問題があります。 実際、加工されないデータが飛び交うSNSでは、そのようなフレーム外の情報が発信されております。もちろん、それは玉石混合ですから、利用する側に、基礎知識と判断力が必要であることは間違いありません。しかし、少なくとも、フレーム内だけを見せられている状態よりは、100倍健全だと考えております。

 そして、そんな中、“日本人の異常事態は、ついに、ここまで来たか” というニュースを目にすることになりました。それは、ミシュラン3つ星飲食店を含む有名高級レストランによる記者会見です。営業自粛や時短営業の要請などによって、売り上げの減少が続き、経営状況は窮状に喘いでいるという訴えを 飲食業界の有名料理店のシェフらが発信するというものでした。

 真ん中に、服部先生。そして、両隣に、「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフ、料亭「菊乃井」の村田吉弘氏。
そして、出た言葉が、
 「協力金6万円をもらっても本当にすずめの涙」
というものでした。

 正直、これを見て、「ふざけるな!」と思いましたね。

菊乃井 すずめの涙 3つ星 自粛
(C)テレ朝ニュース


 その すずめの涙 の金額を売上金として毎日の生計を立てている事業者がたくさん存在していることは、説明する必要もありません。そもそも、ひとり当たり4万円、5万円と取っていたお店は、その価値の大部分を食材と人件費ではなく、「プライスレスの付加価値」分として請求していたはずです。結果、このような社会環境に陥った段階で、「付加価値」というベールが剥げ落ちただけなのです。

 高級飲食店の経営状況が悪化したからと言って、それを補償しろという発想は、まさに、本末転倒。 同じことは、窮状を訴えている一部の銀座のクラブでも同じことです。

結局、この時代になって分かることは、
 『必ずしも、無くても良いものが存在していた』
という事実です。

 本当に無駄なものを排除する必要に直面した時に、そこでカットされるものは、「実は、必要がなかったもの」だということになります。 今回の高級飲食店による記者会見は、まさに、時代の変化を冷静に見つめることができない、いや、見つめることをしたくないという甘えの構造を見せてくれたと感じております。

 世の中にとって、必要とされる企業は潰れない。
 必要とされる企業の経営は、ゴーイングコンサーン・・・。
 
これは、尊敬するオーナー経営者の言葉です。 

 店舗当たり6万円/日の補償金額を すずめの涙 と言い放った経営者こそは退場すべきだと感じてしまいました。同じことは、補償を訴える銀座の高級クラブのママ、一部の劇団関係者などにも当てはまることです。

今こそ、目に見えるものを見極めて、整理してみる時期だと考えております。

☆ 社会にとって、自分にとって 『必要なもの』 はどれか。

☆ 有った方が、よりよい時間を過ごせるものは何か。

☆ 無くても良いということが分かったものは何か。


ある男性の言葉。
外出自粛モードとなって数カ月経過した時に、セックスレス状態だった奥様を、久しぶりにセックスに誘ったそうです。しかし、奥様の対応はNO。 どうやら、奥様にとって、パートナーとのセックスは “無くても良いもの”だったようです。

ある女性の言葉。
外出自粛モードとなってから、旦那が在宅勤務となってしまい、外でセックスライフを楽しむことができなくなってしまったそうです。結果、肌荒れ、イライラなどの望ましくない症状が・・・。 そして、ある日、とうとう我慢できなくなって、外出許可をとって久しぶりの人肌を楽しんだとか。結果、翌日からは健康生活。彼女にとって、セックスライフは必要なものでした。


 高級飲食店であっても、変わらず、固定客に支えられているお店もあります。 また、限られた行動範囲の中で、上手に必要なコミュニケーションを楽しんでいる人たちも存在しております。 そもそも、「人」という文字は支えられてできているし、「人間」という文字は、人と人は間(空間、関係)でつながっていることを示しています。

こういう時代だからこそ、本当に必要な人との関係を紡いでいきたいものだと感じている今日この頃です。

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