☆堀江さんに実刑判決 ~コラム~
☆堀江さんに実刑判決 ~コラム~
証券取引法違反の嫌疑に問われ、一審・ニ審で懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けて上告中であった堀江貴文氏に対し、最高裁判所は4月27日付けで上告棄却の判断を下しました。これによって、堀江氏の実刑が確定となり、今後、刑務所に収監されることが決まりました。最高裁判所は、基本的に憲法違反の疑いがある場合に審議に応じるとされているため、具体的な事案について上告を受けて審議を行うことはありません。そういう意味では、堀江氏本人が語っているとおり、これは予想された結果だと言えます。

それにしても、鈴木宗雄氏の事案同様、日本の司法制度には納得できないことが多すぎます。例えば、今回の事案についても、その内容と判例から類推すれば、仮に堀江氏が嫌疑を認めて謝罪すれば(これを、この世界では反省の姿勢と言いますが・・・)、おそらく、執行猶予判決が出ていたであろうことは用意に想像できます。同じことは、実刑判決を受けて収監された鈴木宗雄氏に関しても言えることです。
結局、「嫌疑を認めて反省すれば執行猶予」ですが、「認めなければ、保釈も認めないし、実刑判決をもって臨む」ということなのです。
実際、刑事裁判に臨んでみれば分かります。表向きは、原告と被告が対立し、裁判所は公正中立な立場から判断を下すものだと言われていますが、それは、嘘です。実際には、被告 VS 原告(検察)・裁判所連合軍 なのですから。これでは、被告に勝ち目がありません。実際、社会的に大きな問題になってマスコミやネットを通じて、国民の目がそこに向けられた場合には別の動きをすることがあるだけで、多くの一般事件の場合は、この不公平な裁判が行われているのです。
僕自身が、東京地検特捜部と相対した経験でも、嫌疑を認めないままでいると、周辺の知人・友人を逮捕するぞという、ほとんど脅しのような言葉を投げかけられたことがあります。それが実態です。そもそも、「やっていない事を反省できないと思うのです」。堀江さんの事件の真偽について、僕がそれを知ることはできません。解釈の部分もありますが、内容とは別に、判決の内容については納得できません。検察のさじ加減というには、あまりにも不透明だと言わざるをえません。
前原元大臣が外国人から献金を受けたことを受けて大臣職を辞任しましたが、同様の献金を受けていた管首相は、その座に居座ったままです。また、同じように政治資金規正法違反に問われ逮捕された元国会議員もおりますし、小沢氏は裁判待ちの状態ですから、ここでも不透明感があります。
国のカタチを作りかえる必要があるのは、ここでも同じではないでしょうか。
追伸:
そう言えば、堀江氏が小菅拘置所から保釈されたのが、4月27日でした。そして、今回の実刑判決確定が4月26日です。これも、ある意味、見せしめ的な意味合いがあるのでしょうか。
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証券取引法違反の嫌疑に問われ、一審・ニ審で懲役2年6ヶ月の実刑判決を受けて上告中であった堀江貴文氏に対し、最高裁判所は4月27日付けで上告棄却の判断を下しました。これによって、堀江氏の実刑が確定となり、今後、刑務所に収監されることが決まりました。最高裁判所は、基本的に憲法違反の疑いがある場合に審議に応じるとされているため、具体的な事案について上告を受けて審議を行うことはありません。そういう意味では、堀江氏本人が語っているとおり、これは予想された結果だと言えます。

それにしても、鈴木宗雄氏の事案同様、日本の司法制度には納得できないことが多すぎます。例えば、今回の事案についても、その内容と判例から類推すれば、仮に堀江氏が嫌疑を認めて謝罪すれば(これを、この世界では反省の姿勢と言いますが・・・)、おそらく、執行猶予判決が出ていたであろうことは用意に想像できます。同じことは、実刑判決を受けて収監された鈴木宗雄氏に関しても言えることです。
結局、「嫌疑を認めて反省すれば執行猶予」ですが、「認めなければ、保釈も認めないし、実刑判決をもって臨む」ということなのです。
実際、刑事裁判に臨んでみれば分かります。表向きは、原告と被告が対立し、裁判所は公正中立な立場から判断を下すものだと言われていますが、それは、嘘です。実際には、被告 VS 原告(検察)・裁判所連合軍 なのですから。これでは、被告に勝ち目がありません。実際、社会的に大きな問題になってマスコミやネットを通じて、国民の目がそこに向けられた場合には別の動きをすることがあるだけで、多くの一般事件の場合は、この不公平な裁判が行われているのです。
僕自身が、東京地検特捜部と相対した経験でも、嫌疑を認めないままでいると、周辺の知人・友人を逮捕するぞという、ほとんど脅しのような言葉を投げかけられたことがあります。それが実態です。そもそも、「やっていない事を反省できないと思うのです」。堀江さんの事件の真偽について、僕がそれを知ることはできません。解釈の部分もありますが、内容とは別に、判決の内容については納得できません。検察のさじ加減というには、あまりにも不透明だと言わざるをえません。
前原元大臣が外国人から献金を受けたことを受けて大臣職を辞任しましたが、同様の献金を受けていた管首相は、その座に居座ったままです。また、同じように政治資金規正法違反に問われ逮捕された元国会議員もおりますし、小沢氏は裁判待ちの状態ですから、ここでも不透明感があります。
国のカタチを作りかえる必要があるのは、ここでも同じではないでしょうか。
追伸:
そう言えば、堀江氏が小菅拘置所から保釈されたのが、4月27日でした。そして、今回の実刑判決確定が4月26日です。これも、ある意味、見せしめ的な意味合いがあるのでしょうか。
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