☆第4話 生活が第一 7.ゆるいセックス
☆第4話 生活が第一 4
7.ゆるいセックス
早紀は、背後から包むように抱かれながら男の腕の中にいました。ただ、温泉や宴会場でのそれとは違って、今度は、薄暗い寝室で布団の上にいました。両脚の付け根に愛液が滲んでいることに気付かれた後、無言のまま、襖の向こうに連れて来られたのです。ただ、正確に言えば、自分で立ち上がって、こちらに移動したと言うべきかもしれません。その時に、この部屋の住人になっていた2組のカップルは、初参加の早紀に配慮したらしく、入れ替わるようにして居室に移動したので、今、寝室にいるのは、自分たちだけになっています。50cmの隙間から漏れる光と、かすかに聞こえる会話の声だけが、少しだけアブノーマルな雰囲気を醸し出しているけれど、そこは、2人だけの空間になっていました。

男の手は、ゆっくりと早紀の体を上を動きながら、時々、敏感なパーツに触れてきます。それは、時には優しく、時には強く、的確にポイントを刺激して来ます。そして、その指が初めて女性器に触れた時に、そこは、クチュッと音を立てました。早紀は、その音が聞かれたのではないかという恥ずかしさのなか、男のシンボルに手を伸ばしました。いつもは、そんなことしないはずなに・・・そうするしかなかったのです。その間も男は、早紀の背後にいるだけなので、いったい、どんな顔をして早紀の様子をみているのかも分かりませんでした。そして、そのことが、ますます、早紀の体の中心を熱くするのです。
視界の隅の方で、枕元にあるスキンを取り出す男の手が見えました。そして、それから1~2分した頃、後ろ抱きの姿勢のまま、男のシンボルが、ゆっくりと早紀の中に入って来ました。それは、膣口を開いて分け入ったかと思ったら、そこから、ゆっくりと膣壁を撫でるようにして、奥へ奥へと入ってきました。< /SPAN>
そして、それは、その先端を子宮の一部に押し付けたまま動きを止めました。多くの男がそうするようなピストン運動をするわけでもなく、激しく奥を突くのでもなく、じっと止まったままなのです。その間も、男の手は、早紀の体を愛撫し続けます。時には優しく乳房や背中を撫でるようにし、時には乳首の先端や陰核にピンポイントで触れて来ます。早紀は、目を閉じながら、その心地よさを味わっていました。
それから、とても長い間、早紀は男と体を合わせていました。その間も、新しい体験をしました。男は、定期的に休憩時間をとるのです。いったん結合を解いてビールを飲んだり、ミネラルウォーターを飲んだり、軽食をつまんだりしながら、再び早紀の体を愛する行為をするのです。これまでに付き合った男は、吾郎も含めて、挿入した後は、一気にフィニッシュに向かうためのハードワークをしていました。
だから、こうして、ダラダラと裸で過ごすということは考えてもみませんでした。男は、自身が射精するための動きをしませんし、それを望んでいるわけではないということを、この時間を通じて、早紀も理解できました。2人つながったままで会話することは、とても楽しいことでした。そして、それは早紀が臨んだセックスの形態だったのです。
「いったん、リビングルームに戻ろうか?」
そう男が言ったので、早紀は、おそるおそる尋ねてみました。
「出さなくてもいいの?」
「そんなことを心配してたんだ」
男は、演技ではなく、本当に笑いました。
「若い女性が、そんなことを心配してたらだめだよ。シニアのセックスはどうだ
った?」
「はい、とっても気持ちよかったです」
早紀がそう言うと、男は満面の笑みを見せながら、OKサインを見せてくれました。
これもセックスなんだ・・・早紀は心の中で、同じセリフを何度も復唱してい ました。
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7.ゆるいセックス
早紀は、背後から包むように抱かれながら男の腕の中にいました。ただ、温泉や宴会場でのそれとは違って、今度は、薄暗い寝室で布団の上にいました。両脚の付け根に愛液が滲んでいることに気付かれた後、無言のまま、襖の向こうに連れて来られたのです。ただ、正確に言えば、自分で立ち上がって、こちらに移動したと言うべきかもしれません。その時に、この部屋の住人になっていた2組のカップルは、初参加の早紀に配慮したらしく、入れ替わるようにして居室に移動したので、今、寝室にいるのは、自分たちだけになっています。50cmの隙間から漏れる光と、かすかに聞こえる会話の声だけが、少しだけアブノーマルな雰囲気を醸し出しているけれど、そこは、2人だけの空間になっていました。

男の手は、ゆっくりと早紀の体を上を動きながら、時々、敏感なパーツに触れてきます。それは、時には優しく、時には強く、的確にポイントを刺激して来ます。そして、その指が初めて女性器に触れた時に、そこは、クチュッと音を立てました。早紀は、その音が聞かれたのではないかという恥ずかしさのなか、男のシンボルに手を伸ばしました。いつもは、そんなことしないはずなに・・・そうするしかなかったのです。その間も男は、早紀の背後にいるだけなので、いったい、どんな顔をして早紀の様子をみているのかも分かりませんでした。そして、そのことが、ますます、早紀の体の中心を熱くするのです。
視界の隅の方で、枕元にあるスキンを取り出す男の手が見えました。そして、それから1~2分した頃、後ろ抱きの姿勢のまま、男のシンボルが、ゆっくりと早紀の中に入って来ました。それは、膣口を開いて分け入ったかと思ったら、そこから、ゆっくりと膣壁を撫でるようにして、奥へ奥へと入ってきました。< /SPAN>
そして、それは、その先端を子宮の一部に押し付けたまま動きを止めました。多くの男がそうするようなピストン運動をするわけでもなく、激しく奥を突くのでもなく、じっと止まったままなのです。その間も、男の手は、早紀の体を愛撫し続けます。時には優しく乳房や背中を撫でるようにし、時には乳首の先端や陰核にピンポイントで触れて来ます。早紀は、目を閉じながら、その心地よさを味わっていました。
それから、とても長い間、早紀は男と体を合わせていました。その間も、新しい体験をしました。男は、定期的に休憩時間をとるのです。いったん結合を解いてビールを飲んだり、ミネラルウォーターを飲んだり、軽食をつまんだりしながら、再び早紀の体を愛する行為をするのです。これまでに付き合った男は、吾郎も含めて、挿入した後は、一気にフィニッシュに向かうためのハードワークをしていました。
だから、こうして、ダラダラと裸で過ごすということは考えてもみませんでした。男は、自身が射精するための動きをしませんし、それを望んでいるわけではないということを、この時間を通じて、早紀も理解できました。2人つながったままで会話することは、とても楽しいことでした。そして、それは早紀が臨んだセックスの形態だったのです。
「いったん、リビングルームに戻ろうか?」
そう男が言ったので、早紀は、おそるおそる尋ねてみました。
「出さなくてもいいの?」
「そんなことを心配してたんだ」
男は、演技ではなく、本当に笑いました。
「若い女性が、そんなことを心配してたらだめだよ。シニアのセックスはどうだ
った?」
「はい、とっても気持ちよかったです」
早紀がそう言うと、男は満面の笑みを見せながら、OKサインを見せてくれました。
これもセックスなんだ・・・早紀は心の中で、同じセリフを何度も復唱してい ました。
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