fc2ブログ

Welcome to my blog

政治ネタ

警戒区域のこと

0 0
4月22日午前零時をもって、福島第一原発から半径20kmの地点が「警戒区域」に指定されました。

 警戒区域というとソフトな印象を受けますが、これは、「地域の封鎖」に他なりません。放射能に汚染された地域を封鎖するということですから、事は、それほど穏やかなことではありません。いつか見た映画の世界が、今日この瞬間、現実の出来事となったことを意味します。

 それにつけても、気になるのは、“政府による急ハンドル”です。しかも、それは連続しております。

 警戒区域に指定されたから3日後からは地域への立ち入り禁止だとか、1週間以内に強制退去しろとか、1ヶ月以内に家畜を含めて転居しろとか、そういうことが多すぎます。ものごと、それほど急にアクションを取ることはできません。
 まさかとは思いますが、官邸ではデスクの上に地図を広げて、その上にマッチ箱で表現する住民グループがいて、それを、ひょいひょい動かしているのではないか・・・、そんな疑念も抱いてしまいます。小型のモーターボートなら、多少は思いつきでハンドルを切っても、すぐに方向を変更させてくれるかもしれませんが、日本丸という巨大船は、舵を切るにも、それなりの予見力が必要ですし、準備も必要です。

 そもそも、高濃度の放射線が漏れていたことは、3月12日の時点で、既に分かっていたという事実があります。少なくとも、その時点で、封鎖すべき地域は存在していたことになります。
http://ameblo.jp/tokuda-takeshi/entry-10863321501.html

 都合の悪い情報は隠匿し、ギリギリになってから急ハンドルを切るという日本政府の戦略なきリーディングは、不幸の上積みをしているだけではないのでしょうか。

 そろそろ、情報を開示し、退場すべき時期ではないのでしょうか。この危機を勉強の場にされたのでは、たまったものではありません。



目次に戻る
関連記事
スポンサーサイト
[PR]

0 Comments

There are no comments yet.