fc2ブログ

Welcome to my blog

コラム

代ゼミ、7割閉鎖のニュース・・・

0 0
 大手予備校「代々木ゼミナール」が7割の教室を閉鎖する方針であるとするニュースが伝わって、ちょっとした騒ぎになっています。 通称、「代ゼミ」は、大学受験が自分の問題になり始めたころから麻亜宮もお世話になった大手予備校です。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140824-OYT8T50038.html

 高校時代までを地方都市で過ごした私にとっては、“効率的に専門外の科目について受験勉強を行う”には便利な存在でした。本来、理科系なので、国立大受験に際して必要になる文化系科目を効率的に学ぶには適していました。夏休みになると上京し親戚の自宅に泊りながら夏期講習を受けたりしていました。

 地方の学校ではそれなりにお山の大将をしていましたがw、代ゼミに来ると、そこには凄いやつがいっぱいしました。おまけに、横浜あたりから来ている綺麗な女子学生さんなんかもいて、勉強以外の時間もそれなりに・・・(笑)。 いっしょに上京した友人は駿台予備校に行き、私は代ゼミ。夕方からは二人で会ってお互いの情報を交換します。時には、お気に入りの有名講師の授業を受けるためにお互いの教科書を交換して出席したりしていました。

 当時は、大きな教室で講師はマイクを使って授業するというスタイルが一般的でした。現役生と浪人生の垣根もなくいっしょに机を並べて勉強していました。

 しかし、最近の風景は変わってきているようですね。「今でしょ」に代表されるように、少人数制の教室が増えています。さらには、浪人して第一志望を目指すよりは、(妥協してでも)現役合格するというスタイルが一般的とか。多分に、親の経済力が教育費用とバランスしなくなってきた背景もあるのでしょう。浪人する余裕はないと。それとも多くの若い世代の意識が変化して、浪人してでも第一志望に合格しようという考え方がマイナーなものになっているのかもしれません。本当のところはわかりませんが。

 私の時代には、ラジオの文化放送が深夜に「ラジオ講座」をオンエアしていました(今もある?)。書店でテキストを買って、深夜になると予習したばかりのテキストを広げてオンエアを待つわけです。地方に住んでいる受験生にとっては、東京と同じ授業を受けることができるという点で価値ある時間でした。そして、ラジオ講座に出演しているような有名な全国区の先生と実際に会って、リアルに授業を受けることができるのが駿台予備校だったり、代ゼミだったりしたわけです。

 ブログを書いている麻亜宮に、オフ会でリアルに会うようなものです・・・あ、ちがうかw。

 そんな「代ゼミ」が7割の校舎や教室を閉鎖するといいます。少子化のインパクトと教育スタイルの変化はここにも影を落としているわけです。 東京本校などは含まれていないので、学生数が7割減になるわけではありませんが、それでも、十分に大きな変化です。


 暑い毎日が続くとは言っても、時には、秋の気配を感じるようになった今日この頃。 ふと気が付くと、“蝉の声” があちらこちらから聞こえてきます。
※正確には声ではないのだが・・・

 街の街路樹からは、クマゼミ や アブラゼミ の声が聞こえてきます。

 そして、秋風吹く教育現場からは、 代ゼミの声 が聞こえてきます。

関連記事
スポンサーサイト
[PR]

0 Comments

There are no comments yet.