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政治ネタ

まんだらけの万引き犯人写真、ネット公開事案について

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まんだらけの万引き事件のことで、メディアや専門家もうろうろしています。

 内容を改めて説明する必要もありませんが、万引き被害にあった まんだらけ中野店が 防犯カメラに映った犯人を顔出しで公開するぞ、それが嫌なら盗品を返せという事案であります。これに対して、専門家の間でも賛否両論が存在しています。ある弁護士は、それは被害者の権利を守る意味では当然だとし、ある弁護士は、それは法治国家の枠を越えている、場合によっては逆に恐喝・強要にあたると言っています。

 それなら、裁判してみたら? と言いたくなります。所詮、弁護士は、第三者であります。 裁判してみて裁判所に判断を求めるという世界がここにはあります。事実、エロの世界でも、30年前には、女性がヘアを見せることが公然わいせつだとされました。その後、日本初の本番AV女優や有名写真家のチャレンジなどがあり、今では、ヘアヌードを公然わいせつ罪の対象だと言う人はいません。そういうものです。いつの世も、ドンキホーテ、チャレンジャーは必要だということです。

 それにしても、今回の 顔写真公開問題は、またもや、時代に追いついていない警察組織の問題が露呈しました。結局、通常の万引き犯のことであれば、所轄の警視庁中野警察署だけでことは済むわけです。あるいは、マスコミに騒がれてしまったから、本店(警視庁本部)がコントロールしようとする程度のことです。本来、そういうローカルな事件です。

 ところが、インターネットで公開するとなると、都道府県単位で分割されている警察組織では対応できないわけですし、ましてや海外でも閲覧できるとなると、打つ手がないわけです。

 顔写真を公開することが問題ではなく、今回のまんだらけがやろうとしたことに、法律や警察組織が追い付いていない、だから待ってくれということだと私は解釈しています。 実際、街のスーパーが万引き犯の防犯カメラ映像を店内に貼りだしたことを問題にした例を私は知りません。

 個人的には、法治国家という枠組みの中で、顔写真を公開することは、犯罪に比べて報いが大きすぎると思います。実際、この状態で顔写真が公開されればマスコミも、2CHユーザーも群がるでしょう。それは、死刑に等しいわけです。それでは、罪と罰のバランスが良くない、そう思います。

 ただ、ひとつだけはっきりしたことがあります。これにより、警視庁は、凶悪犯を追い詰めるような勢いで万引き犯の身柄確保に動くはずです。そう、威信をかけて。

 まるで、たったひとりの容疑者を 戦車と航空機、マシンガンで追い詰めるようなものです。

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