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政治ネタ

東京都知事選挙のこと

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 細川護煕元首相が都知事選挙に立候補する、しかも小泉元首相が全面支援するということで今度の都知事選挙はいつになく争点のある選挙になりそうです。

 例によって、コピペコメンテータや、本件を好ましくないと考えている方々は付け焼刃的な薄口コメントを発しています。エネルギー問題は地方の首長選挙にはなじまないとか、年齢的に厳しいとか、原発以外の政策がわからないとか・・・。某TV局に至っては、ツーショット会見での「政策全般については数日中に開催する出馬記者会見で説明します」という細川氏の発言映像をカットしてまで、「原発以外の政策がないのは問題だ」と言い出す始末(笑)。相変わらずのご都合主義、政府・与党の御用メディアぶりであります。

 そもそも、都知事を選ぶ際に“政策で選んでいる”方が、どれくらいいるのでしょうか。安倍首相だって選挙中には目立つ発言をしなかった特定秘密保護法案を引っ張り出して短期間で成立させたし、沖縄県県知事は任期満了直前になってから公約とは正反対の辺野古移設容認案を承認してみせました。

 そう言えば、20年前の佐川急便からの1億円融資事件を持ち出す人まで出ております。そもそも、刑事事件になったわけではないし、証人喚問だって受けているわけですし、猪瀬さんとは違って担保も提出して融資を受けて、その後分割返済によって完済しています。こんなことまでを持ち出すということは、実は、少なからず脅威に感じているのかもしれません。

 原発だけのワンイシュー選挙はけしからんと言いう人に限って、「東京オリンピックを成功させる人材が必要だ」と言います。これだってワンイシューだし、そもそも、2020年まで同じ東京都知事である必要はありません。それこそ、組織として対応すれば良いわけで属人性は排除されるべきです。

 原発以外の件についてもバランス良く議論すべきだと安倍首相もコメントしましたが、福祉の充実、雇用の改善、税金の無駄遣いの排除、災害に強い街づくりをしよう、東京オリンピックの成功に向けてがんばろう・・・、こんなことは誰がやっても同じことです(笑)。


 結局は、人物で選ぶしかないわけです。

 会社だって同じことがあるでしょう。信頼できない部下の仕事についてはレポートの一字一句をチェックしたいし、文章の背景にある考え方を確認したいと考えるものです。しかし、信頼している部下が作った文書であれば、「君が良いと判断したら、そのままで良いよ」と言うでしょう。同じことです。


 細川さん、小泉さんの名前は、新成人にしてみれば教科書の中に登場した歴史上の人物です。教科書から飛び出した人物が現役の人と対峙しなければならないということは、すなわち、若い世代の不甲斐なさのあたわれなのかもしれません。


PS) 魔界転生という作品を思い出しました。

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