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FSC現場報告

女性Kとの出会い

2.女性Kとの出会い


※前回の記事( #1 )は、コチラです。

 インターネット時代とは違い、ネット上での出会いを目的とした場合、1994年頃の情報交換方法と言えば、“パソコン通信の掲示板(BBS)”が最も普及していた方法です。基本的な仕組みは、現在のそれと変わらないのですが、決定的な違いは、パソコン通信の会員だけがアクセスできるという点にあります。
 パソコン通信は有料会員制サービスですから、クレジットカードなどの決済用個人情報が事前登録されているので、匿名性を悪用した事件などは、発生しにくいという構造になっていました。その点では、現在のインターネット、ケータイ・スマホ環境と違います。つまり、情報発信する側にも、それなりのコンプライアンスに関する認識とかリスク管理意識が必要だったわけです。

 そういう意味では、当時の主流だった ダイヤルQ2によるネットナンパ行為よりは、ハードルが高いツールでした。少なくとも、ダイヤルQ2の場合、女性は、公衆電話からフリーダイヤルを使って情報発信をしている限りにおいては、身元を特定される可能性は、極めて低いと言えますから。

 さて、1994年の春、桜が咲き始めた頃に、パソコン通信上の掲示板に、不思議な告知を発見しました。情報発信者は、女性Kさん。それは、一見すると、出会い系サイトを宣伝する文章のように見えたのですが、気になって、長い文章で記載されている説明文を読んでみると、いくつかの特長を発見しました。例えば、

1.それは、男性は事前にプロフィールを登録した後、Kさんからの質問に答える形で、分類、ランキングされていく。

2.女性Kさんは、男性の登録情報を女性に開示することにより、女性が男性を指名、リクエストしてくる時を待つ。

3.女性からのリクエスト情報が集まった段階で、男性に、その情報が開示される。その情報は、メールで送信されて、“以下の4名の女性から、お会いしたいというリクエストが来ています。”という感じ。
 ちなみに、この段階が、男性が登録女性情報の一部を知る最初のタイミングになります。もちろん、写真などが添付されているわけではなく、女性ひとりあたり200文字程度の、簡単なプロフィールです。

4.男性は・・・・・、




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