今週の政治ネタ 22
今週の政治ネタ
今週の政治経済に関するニュースの中で、最も興味を持ったのが、日本国債の保証料率が上昇したことです。これは、一般的には、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)と呼ばれますが、金利と並んでカントリーリスクを評価するための有力な指数です。
こんな感じで書き出すと、何やら難しいことのように見えますが、日常生活に置き換えてみれば簡単に理解できます。
最近は、個人が賃貸住宅を借りる時に、大家さんからの要件として、保証会社との契約を同時に行うことがあります。これは、賃貸借人が家賃を滞納した時に、保証会社が立て替え弁済するための契約です。保証会社としては、当然のことながら、家賃滞納をするリスクの高いユーザーには、高めの保証料を提示し、収入も安定していて滞納しそうにないユーザーには、低額の保証料を提示することになります。
また、銀行借入を行う場合に、保証協会が提示する保証料についても同じことが言えます。つまり、返済について心配がなければないほど、安い保証料で済みますし、危険だと思われた場合には、高い保証料を支払うしかないということになります。
日本国債とは、日本政府が借金するということであります。したがって、冒頭での述べた 「日本国債の保証料率が上昇した」という事実は、客観的に見て、日本の信用力が低下したということを意味します。経済破たんのリスクが高くなったということです。
これは、大きな驚きを感じたニュースになりました。
さらに、こんな新聞記事を発見しました。『マネックス証券が、中国国債を、個人投資家向けに販売開始する』。
日本国債の信用力が低下した日に、中国国債が日本人向けに販売されるという現実が、ここにはあります。ちょっと前なら、“海外投資は危険だから、日本国債に投資しなさい”と言われたものです。国債は元本が保証された投資商品ですが、発行元がデフォルトしたら、そんなことは言ってられないのです。
さて、管内閣の再組閣が行われました。最近の流れとしては、内閣改造を行うと、支持率は大きく上昇しておりましたが、さすがに、そろそろネタばれしてしまい、新支持率は微増に留まりました。
とにかく、“何をしたいのか分からない”というのが、多くの国民が抱く正直な感想なのだと思います。
首相になったら、これをやりたいという目的意識をもって政権担当の位置についたわけではなく、首相になることがゴールだったことは、隠すことができませんね。そうなると、行動指針は、“いかに長く、首相の座に留まるか”という方向に向かいます。
まずは、国会開始を待って、コメントさせていただきたいと思います。
正直、今のところ、見るべきものがありません(笑)。
政治はなくても、社会は動く。
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今週の政治経済に関するニュースの中で、最も興味を持ったのが、日本国債の保証料率が上昇したことです。これは、一般的には、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)と呼ばれますが、金利と並んでカントリーリスクを評価するための有力な指数です。
こんな感じで書き出すと、何やら難しいことのように見えますが、日常生活に置き換えてみれば簡単に理解できます。
最近は、個人が賃貸住宅を借りる時に、大家さんからの要件として、保証会社との契約を同時に行うことがあります。これは、賃貸借人が家賃を滞納した時に、保証会社が立て替え弁済するための契約です。保証会社としては、当然のことながら、家賃滞納をするリスクの高いユーザーには、高めの保証料を提示し、収入も安定していて滞納しそうにないユーザーには、低額の保証料を提示することになります。
また、銀行借入を行う場合に、保証協会が提示する保証料についても同じことが言えます。つまり、返済について心配がなければないほど、安い保証料で済みますし、危険だと思われた場合には、高い保証料を支払うしかないということになります。
日本国債とは、日本政府が借金するということであります。したがって、冒頭での述べた 「日本国債の保証料率が上昇した」という事実は、客観的に見て、日本の信用力が低下したということを意味します。経済破たんのリスクが高くなったということです。
これは、大きな驚きを感じたニュースになりました。
さらに、こんな新聞記事を発見しました。『マネックス証券が、中国国債を、個人投資家向けに販売開始する』。
日本国債の信用力が低下した日に、中国国債が日本人向けに販売されるという現実が、ここにはあります。ちょっと前なら、“海外投資は危険だから、日本国債に投資しなさい”と言われたものです。国債は元本が保証された投資商品ですが、発行元がデフォルトしたら、そんなことは言ってられないのです。
さて、管内閣の再組閣が行われました。最近の流れとしては、内閣改造を行うと、支持率は大きく上昇しておりましたが、さすがに、そろそろネタばれしてしまい、新支持率は微増に留まりました。
とにかく、“何をしたいのか分からない”というのが、多くの国民が抱く正直な感想なのだと思います。
首相になったら、これをやりたいという目的意識をもって政権担当の位置についたわけではなく、首相になることがゴールだったことは、隠すことができませんね。そうなると、行動指針は、“いかに長く、首相の座に留まるか”という方向に向かいます。
まずは、国会開始を待って、コメントさせていただきたいと思います。
正直、今のところ、見るべきものがありません(笑)。
政治はなくても、社会は動く。
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