★若いカップル、初詣の風景

★若いカップル、初詣の風景

　２０１３年元旦の初詣は、久しぶりに、午前零時を回った直後に出かけてみることにしました。除夜の鐘を聞きながら歩くのは、何とも、新鮮な気持ちになるものです。歩くテンポが、自然に、鐘のリズムに合っている様子に気が付いて、思わず、ひとり笑いしてしまいました。すれ違った人が、どんな様子で僕を見ていたのか、ちょっと気になるところではありました。ちなみに、ここでは、複数の鐘の音が聞こえるのだということを、初めて知りました。

　今年は、考えるところがあって、神社ではなく、お寺に出かけました。散歩コースになっているお寺ですので、散歩の途中で、何度も立ち寄っている場所ですので、そういう意味では、イベント的な初詣ではなく、正真正銘の初詣であります。いつもは、お寺の裏側から境内に入っていくのですが、この夜だけは、遠回りして正面にある大門をくぐって参拝することにしました。

　さて、気が付いたこと。若いカップルが多いのです。明らかに、増えています。また、複数のカップルで一緒に来ているケースも、目につきます。グループ交際という言葉が死語になっていなければ、そういうことです。フリーセックス倶楽部的には、複数カップルと言うと、スワップという言葉が連想されますが((+_+))、おそらく、そういうことはないのでしょう。彼らの立ち話を聞いていると、どうやら、デートの延長線上にあるようです。しかも、安価なデート・・・。お正月だからと言っても、スペシャルなデートメニューを用意するわけではなく、あくまでも、リーズナブルに・・・。どうやら、都内某所で無料のカウントダウンイベントに参加した後の初詣で、その後は、コンビニで惣菜とスィーツを買って、自宅に戻るようでした。もちろん、時代劇ブーム、戦国武将ブームが影響しているという背景はあると思いますが、面白い傾向だと考えていたところです。

　「２回おじぎしてから、２回拍手して、それから、もう１回おじぎするんだよね」
と女子大生。

　「あ、聞いたことある、それ」
と連れの男性。

　「でも、誰もやってなくね？」
と別の男性。

　「どうしよ？」
と、別の男性の連れの女性。

　そう言うと、彼女は、デジカメを取り出して、仏壇に向かって、“パシャ”。

　あの～、ここは、神社ではなくて、お寺だから、そっと手を合わせるだけで良いのですよ(*^_^*)。あ、そうそう、撮影禁止だよ・・・って。

　初詣に限らず、ちょっとだけ勉強して、基本的な知識や作法を知ってから、場に臨んだ方が、もっと大きな満足感を得ることができると思います。これは、セックスにも通じること。相手を思いやれば、きっと、十分な準備をしようと思えるはずですから。

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